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ハンセン病患者の苦悩 不当な差別の歴史

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ハンセン病とは


ハンセン病とは、かつて「らい病」と呼ばれた病気で、ハンセン病に対する誤った認識により、ハンセン病患者は偏見をいだかれ不当な差別をずっと受けてきました。


ハンセン病は、末梢神経が麻痺したり、筋肉が弛緩したり、髪の毛が抜けたり等、顔面や手足などの後遺症が目立つ場合があります。ハンセン病は、それゆえに恐ろしい伝染病と受け取られ、わが国ではハンセン病(らい病)患者は全て隔離されなければならないという措置がとられていました。


ハンセン病は、従来誤解されていたような遺伝病ではなく、「らい菌」という伝染力が極めて弱い病原菌による慢性の感染症です。


ハンセン病は、乳幼児のときの感染以外はほとんど発病の危険性がなく、また、らい菌は治療により数日で伝染性を失います。ハンセン病は、不治の病ではなく治る病気であり、早期発見と適切な治療が患者にとっても公衆衛生上からも重要です。


ハンセン病について


ハンセン病とは、1873年にノルウェーのハンセンが発見した「らい菌」によって、主に皮膚や抹消神経が侵される感染症の一つです。


ハンセン病患者に対する措置として、わが国では「らい予防法」を制定し、すべてのハンセン病患者を終生療養所に隔離するという、非常に厳しい対策をとってきました。


しかし「らい菌」の感染力は極めて微弱であり、ハンセン病を発病する人は1年に数名で、成人間の感染はほとんどなく、もし感染しても発病する確率も低いものです。ハンセン病は、今日では科学治療法による通院で治る「可治」の病という認識がなされるようになりました。


このため「らい予防法」は1996年4月に廃止され、ハンセン病療養所の入所者も、国民健康保険に加入できるようになりました。しかし現実に地域の医療機関にかかれるのか等の対応改善は遅れており、法律を廃止したにもかかわらず、社会復帰したハンセン病患者がほとんどいないという事実があります。


ハンセン病患者の社会復帰への支援も含め、これからの課題は山積みといえます。

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ハンセン病

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